ごあいさつ
日本には外国籍住民や、外国にルーツを持つ児童・生徒、その家族が多数居住しています。彼らは、日本語が話せないことや、生活文化の違いなどから地域や学校から孤立しやすく、不安を抱きながら生活をしている例もが多くあります。そういった方々からの相談を受け、私たちは、2015年4月「多文化共生グループまんまるあかし」というボランティアグループを立ち上げ、明石市鍛治屋町で、日本語・教科学習支援教室「みらいのきょうしつ」を始めました。
しかし、活動を続けるうちに、外国籍住民や、外国にルーツを持つ児童・生徒、その家族が抱える問題が多岐に渡ることに気付きました。彼らが日本で安定した毎日を送るためには、日本語や教科学習支援だけではなく、他にもやりたいこと、やらなければならないことが見えてきました。また、彼らへの支援だけではなく、受け入れる側にも国際理解の土壌を作りたいとも考えました。
「地域の方々と外国にルーツを持つ方々が、当たり前のように共に生きる社会」を目指して必要な事業をしたい。そう思い至り、更なる活動の発展を見据え、2016年5月法人格を取得致しました。
私たちの活動は、まだまだ小さな活動ではありますが、地域の多文化共生に寄与できるよう力を尽くしたいと思っています。何卒お力添えをいただきますようお願い申し上げます。
2016年6月1日
特定非営利活動法人多文化センターまんまるあかし
理事長 久保 美和